大阪市の防災

どこの町でも防災マップを作っていると思われます。「**市 防災」などで検索すると、災害対策のホームページを見ることができます。

例えば、大阪市の場合はこちらをご覧ください。

大阪市の想定条件は、震災の場合、
「発生する確率が今後30年以内に50~60%、大阪市においては震度5強(一部6弱 M8.6程度)の揺れとともに2~3m程度の津波が地震発生後約2時間で来襲」となっています。
それによると、当事務所の所在する大阪市北区西天満付近では、津波の直接の影響はないものの、淀川が氾濫したケースを想定した浸水マップをプラスすると、約1~2mの浸水が想定される地域となっています。

比較的安全な避難方向は、大阪天満宮方面です。
より安全なのは大阪城付近(いわゆる上町台地方面)ですが、万一、橋が崩落・喪失した場合には、たどり着くのが困難になります。

大阪市の防潮堤は、満潮位+3.6m~5.1mで設計されているそうです(つまりそのくらいの高さの津波までは食い止める)。しかし、大阪湾の形状が複雑なので、複数の波が重なる現象が生じる可能性があるのかもしれません。

気になるのは、淀川氾濫時の大阪駅近辺の浸水予測がかなりひどいことです。河口から約10kmはあるので、津波の直接の影響は少ないかもしれませんが、悪条件が重なると、主要交通機関の回復がかなり遅くなるかもしれません。

Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *