弁護士業界では独立すると記念パーティを開き,取引先からだけでなく,弁護士仲間からもお祝いが述べられる。これはこれでもしかするとよい伝統なのかもしれないが,私自身は弁護士村というか談合意識というか身内受けというか,とにかく,なんとなく違和感を覚えていたので,開業の行事は特に行わず,あえてひっそりと独立することにした。
しかし,独立の案内を出したら,いろいろな方から,あたたかい祝福のお言葉を頂き,本当にありがたく感じた。これまで,時候の挨拶や贈答などをほとんどしてこなかったので,このような機会にいろいろと贈り物を頂くのは大変に心苦しいものである。
これから事務所としてどのような案件がかかってくるのかわからないが,財産管理・後見,医療事故などが特徴的な事件として増えつつある。事件の経験からもっとも多くを学ぶことは,これまでの業務でも同じであったが,今後は自分なりのナレッジベースを構築して,よりいっそう精度の高い法律サービスを心がけていく所存である。
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