生暖かい時速100kmの突風を正面に受けながら,ヘルメットの風切音にさらされ,尋常でない熱気と騒音を発する1200ccの4気筒DOHCエンジンを股間に抱いて,かすかな振動の伝わる鉄棒を掴んでひねってひたすら前方をにらみつづけること2時間。南紀白浜から自宅までの約160kmを一気に走りきった。
いったい何度まで上がっているのか,猛烈に暑い2km以上の長い一車線トンネルに入り,のろのろ走る大型車を抜くに抜けず,酸欠で気が遠くなってそのまま逝ってしまうのではないかという恐怖におびえながら走るのは,非常に悲惨な有様である。
夏のバイク長距離ライディングには「修行」という表現がぴったりあてはまる。
こんなことが楽しいんだから,困ったものだ。。。
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