本年もよろしくお願い致します。昨年は,アスベスト問題に参加したものの,事務所の仕事が忙しく,あまり実質的なことを出来ずに終わってしまいました。その代わり,いくつかの医療事件を他の優秀な弁護士と共同で受任させて頂く機会があり,たいへん多くの勉強をさせて頂きました。
相変わらず,新法・改正法が目白押しでしたが,特に貸金業法の改正問題については,大阪弁護士会の対策本部に参加させて頂き,皆様からの署名を頂いた甲斐があって,改悪を避けることができました。
環境の分野では,大阪弁護士会内で,有志委員の発案により,高層マンションにまつわる都市環境問題を受け付ける電話相談の企画に参加させて頂き,昨年10月から相談員としても参加させて頂いております。
昨年来,自殺や他殺,しかもこれまでの常識では推し量ることができない異様な内容の事件が目について増えてきているように感じます。格差社会の進展のなかで,一部の人々に極めて過重なストレスがかかってきているのかもしれません。私個人としても,最近腹部がふくらんできたのは,ストレスによる過食と運動不足が原因であることに間違いなく,今年は少々ダイエットしなければと考えております。
皆様におかれましても,自分で解決の付かない法律分野のストレス(特に,公害環境問題,医療過誤問題,消費者問題,暴力対策問題)などは,早々に専門家である弁護士に依頼し,過重なストレスに負けないよう,心身を大事になさってください。
私も,従来から引き続き多重債務・自己破産,成年後見,財産管理,相続などの一般業務についても高い水準を保ち,最近のトピックである過払金請求事件においても迅速・確実な回収をはかるべく事務所の態勢を強化して参りたいと存じます。
最後に,皆様のご多幸とご活躍を祈念して,新年のご挨拶といたします。
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