VAIO13 ファンの異音 修理 のこと

昨日から突如ファンの異音が発生。3年補償も切れているので、自力で修理を試みる。
まずは分解方法をGoogle先生に尋ねる。「VAIO13 ファン 異音 分解」から、こちらのサイトに飛んで学ぶ。
ありがとう中の人。
いざ、チャレンジ!

ふたを開けるときの道具

細いラジオペンチ、精密マイナスドライバ、精密プラスドライバ
ねじをなくさないための磁石、取り付けゴムの再貼り付け用両面テープ、潤滑油(CRC556フッ素入り)

ラジオペンチ、精密ドライバ+-磁石クレ5-56 フッ素入り

手順

注意:当然のことながら、電源コードは外し、不用意に基盤に力をかけないようにし、できればバッテリーも取り外し、あらかじめ静電気を逃がして、できればアースもする。このあたりのことがわかっていない方は、分解作業に着手すべきでない。

1 参考サイトを見ながら底板を外す。

ねじ・ゴム・ふたはなくさないようにキープ。
長いゴムシールはテープがついたままきれいに外れるので、粘着力を落とさないように接着面を上にして、安全地帯に置く。
電源プラグ側に小さいプラスチックの部品(導光チップ)があり、なくしやすいので、注意する。この部品のセットは本体ではなくふた側にすればよい。

電源ジャック横プラ部品装着方向装着状態

2 ファンを取り外す。

黒い保護テープをはがして、ファンのコネクタを外す。周りの配線を傷つけないように注意する。
シルバーの留め具のねじ4か所を外し、上に曲げすぎないようにしながら、ファン部分をゆっくり上のほうへ引き出す。
このとき、ヒートシンクまで外す必要はない。

ファンアッシ

3 ファンを分解

ファンの羽部分を傷つけないように、かるくしっかりつまんで真上に引き上げてファン部分を取り外す。
コイルの土台と、ファンの羽が分離されるので、土台側の軸受けに潤滑油を入れる。
ファンとコイルの分離 油の入れすぎは埃の付着原因になるので、直に噴射せず、ドライバーの先に噴射して、ごく少量を軸受け内部に付ける。
コイルの線を切らないように注意する。
ファンの内側(フェライト磁石がつけてある部分)に埃がたまっているので、それをきれいにする。
*この埃とコイル土台の干渉がファンの回転ブレの理由とみられる。

4 ファンを戻してコネクタをつなぐ

配線をかまないように注意。

5 底板を戻す。

USBポート側からかぶせて、イヤホンジャックの穴を収め、そのあと、ヒンジ側から押さえていく。
外したねじを戻して、底板を固定する。
ゴムのカバーを元に戻す。両面テープは再利用もできるが、はがれやすくなっているので、はりなおすのがベター。

6 完了・テスト

動画をいくつか起動させて負荷をかけ、ファンを回してみる。
異音が消えていれば成功!

ちなみに、いくら高回転とはいえ、メタルの軸受けが5年くらいで摩耗偏心するわけがないと思う。
埃によるフラッターが原因とみてよいだろう。

上記の手順でも異音が治まらないときは、固定テープや配線がファンに干渉しているか、もしくはファンの故障である。
故障のときはこちらを参考に、適当な品で入れ替えるしかないだろう。
(先にこちらを見てしまって、意外な高額さに、自力修復を決めたものです・・・)。

Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *